ひさびさに、ぞくぞくするような住まいに出会いました。
地元で窯元をされている方のショールームでしたので
中を見せていただくようお願いすると快く開けてくださいました。
奥様と1時間ほどもお話したでしょうか。
共通の話題があったこともあり、愉しい時間と空間でした。
室内は柿渋色の軸組みにジュラクの落ち着いた色合い。
丸太の梁は手斧(ちょうな)仕上げで年輪の美しさが際立っています。
外観は真壁造、軒のラインはもちろん美しく、
苔の広がる前庭の美しさとの調和も理想的です。
数日たった今でもどきどきするほどの出会いでした。
建築を勉強し、専業主婦であったときも建物を意識しながら
今に至りますが、建築を感じることができる幸せを養ってきたのだな・・
と、それを実感できるたたずまいでした。
建築は人が造るものですが、同時に地域や自然と大きくかかわり、
住まう人が仕上げていくのだと納得させられました。
住まいは、造り手と住まい手の品格をあらわすものだと。
今の仕事で、本来の建築の美しさを出すことは難しいですが、
せめて品格のある建物を意識したいと思うのです。
それには、お客様との誠実な付き合いが欠かせないと思うのです。
営業活動の評価は数字ですが、その先には「幸せになっていただきたい」
という建築を通しての私の思いが通じるお客様がいてほしいです。
姉歯事件もそうですが、建築業界とはなんだかグレーで見積もりもあいまいで
詐欺まがいの事が絶えない感じですが、そんなはずはない。
本来建築は住まうこと、暮らすこと、生きることであるはず。
そこに、うそ偽りやごまかしがあるはずがないのです。
誰もが幸せになりたい、快適に、愉しく、仲良く、・・・
そして、そこに導くのは建築を勉強したものの役割です。
また、今度は共感できる人と一緒に大切な空間に行こうと思います。
+stage HARA